もう騙されない!SNS特殊詐欺被害を未然に防ぐ方法

SNS特殊詐欺
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目次

1. SNSを利用した特殊詐欺の急増

SNSを利用した特殊詐欺が急増している理由は複数あります。SNSは広範囲な人々に簡単にアクセスできるため、詐欺師が大勢の被害者を見つけやすくなります。また、SNS上では匿名性が高いため、詐欺師が正体を隠しやすく、捕まりにくい環境が整っています。さらに、SNS上での情報共有が盛んなため、個人情報や信用情報が容易に入手でき、それを悪用して詐欺を行うケースも増えています。加えて、SNSはリアルタイムで情報を発信できるため、詐欺師が最新の手口や情報を迅速に広めることができ、被害者を増やす要因となっています。

1-1. 昨年の被害総額、驚愕の455億円

2023年の特殊詐欺被害総額が455億円に達した背景には、テクノロジーの発展による詐欺手法の巧妙化が挙げられます。オンライン上での取引やコミュニケーションが増加し、詐欺師もそれに合わせて高度化した手法を駆使して被害を拡大しています。また、COVID-19の影響でオンラインでの活動が一層増加し、それに伴い詐欺行為も増加傾向にあります。さらに、被害者が犯罪行為を報告するハードルが高いことや、被害届け出が遅れる傾向も被害額の増加につながっています。

1-2. SNS投資詐欺が特殊詐欺を上回る

SNS投資詐欺が特殊詐欺を上回る理由は、SNSの広告や情報発信の速さと拡散力が影響しています。SNS上では短期間で多くの人々に情報を伝えることが可能であり、そのため投資詐欺も迅速に広まります。また、SNSは情報を拡散しやすい環境であり、一度拡散された情報は多くの人々に影響を与えます。さらに、SNS上では信憑性の判断が難しいこともあり、投資詐欺が特に簡単に被害者を増やすことができる要因となっています。

1-3. 年代別、最も被害が多いのは?

SNS特殊詐欺の年代別で最も被害が多いのは、主に40代から60代の中高年層です。彼らはSNSを積極的に利用し、オンライン取引や情報収集に携わることが多く、そのため詐欺師の標的となりやすい傾向があります。また、新しいテクノロジーやオンラインサービスに対する知識や警戒心が若い世代よりも低い場合が多く、それが被害を拡大させています。

2. 特殊詐欺の手口と対策

特殊詐欺の手口は多岐にわたりますが、代表的なものには以下のようなものがあります。

  1. 振り込め詐欺、銀行や公的機関を装った電話やメールで、口座情報や個人情報をだまし取る手法。
  2. 架空請求、存在しない商品やサービスの請求を行い、代金をだまし取る手法。
  3. フィッシング、信頼できるように見せかけた偽のウェブサイトやメールを使い、個人情報を盗み出す手法。
  4. 懐疑的な投資案件、高利回りや確実な投資案件を装って、投資を勧誘し詐欺を行う手法。
  5. 不正請求、偽の請求書や請求メールを送り、支払いを要求する手法。

対策としては、以下の点に注意することが重要です。

  1. 情報の確認、口座情報や個人情報の提供は、正規の手続きであるかどうかを確認することが重要です。
  2. 警戒心の向上、怪しい情報や取引には慎重に対応し、疑わしい場合は相手先に直接確認することが大切です。
  3. セキュリティ対策、ウェブサイトのURLやメールの送信元を確認し、セキュリティソフトを利用してフィッシング詐欺から身を守ることが必要です。
  4. 情報の共有、身近な人や信頼できる機関と詐欺の手口や被害について情報を共有し、警戒心を高めることが有効です。
  5. 公的機関への相談、詐欺被害に遭った場合は、すぐに警察や消費者センターなどの公的機関に相談することが大切です。

これらの対策を実践することで、特殊詐欺から身を守ることができます。

2-1. 投資に関するSNS詐欺の具体例

SNS特殊詐欺

このようなショートメールが送られてきます、+81-90-4339-0737このような番号からのメールが届きます。

この時点では特に被害が出るわけではありませんが、青色になっているリンクを押すとどこかのwebページに飛び、情報を記入するように求められますので、そこに(飛んだ先)メールアドレスや住所や個人情報・カード情報を入力しないでください。

2-2. ロマンス詐欺の独特な流れ

ロマンス詐欺の手口は、次のような流れで行われる傾向にあります。

  1. 虚偽のプロフィール、詐欺師は魅力的なプロフィールを作成し、SNSや出会い系サイトで被害者に接触します。プロフィールには美しい写真や魅力的な経歴が掲載されており、相手を惹きつけます。
  2. 信頼の構築、詐欺師は被害者とのやり取りを通じて、信頼関係を築こうとします。長期間にわたるメッセージや電話、ビデオ通話を通じて親密さを演出し、相手を惹きつけます。
  3. 感情操作、詐欺師は被害者に対して愛情や信頼を表明し、相手の感情を操作します。甘言や言葉巧みに相手を惑わし、恋愛感情を深めます。
  4. 急な困難、信頼関係が築かれた後、詐欺師は急に困難やトラブルが発生したと告げます。例えば、家族の病気や自身の経済的困難などを演出し、相手に同情を引き出します。
  5. 金銭の要求、トラブルを解決するために金銭的な援助を依頼します。詐欺師は被害者に対し、送金や商品の購入、現金化などを要求し、多額の金銭をだまし取ります。
  6. 連絡の途絶、一定の金額をだまし取った後、詐欺師は突然連絡を絶ち、跡形もなく姿を消します。被害者は自分が騙されたことに気付くことが多いです。

2-3. 被害者が増え続けるLINE詐欺の実態

LINE詐欺は、LINEを通じて行われる悪質な詐欺手法です。主な手口としては、「友達や親戚を装った身元を偽った詐欺(ワン切り詐欺や不正アクセス詐欺)」や「フィッシング詐欺」が挙げられます。

  1. 身元を偽った詐欺、詐欺師は被害者の友達や親戚を装い、LINEで連絡を取ります。その際、急なトラブルやお金の困りごとを演出し、被害者に現金や個人情報をだまし取ります。
  2. フィッシング詐欺、詐欺師は偽のURLやログインページを送り、被害者を騙して個人情報や口座情報を盗みます。また、特定の情報を提供することで資金をだまし取る手法もあります。

これらの手法は、被害者の信頼を利用し、急なトラブルや高額な利益を謳って相手を騙し取ることを目的としています。LINE詐欺は巧妙化しており、被害を未然に防ぐためには、送金や個人情報の提供には細心の注意が必要です。

3. 被害を未然に防ぐためのポイント

被害を未然に防ぐためには、以下のポイントに注意することが重要です。

  1. 身元確認、LINEや他のSNSを通じて連絡があった場合、相手の身元を確認することが重要です。急なトラブルやお金の困りごとを伝える相手には、電話や別のSNSを通じて確認しましょう。
  2. 情報の開示を避ける、怪しい相手からの連絡には、個人情報や口座情報を決して開示しないようにしましょう。本人確認や公的な手続きが必要な場合は、信頼できる方法で行いましょう。
  3. URLの確認、リンクを踏む前に、URLをよく確認しましょう。不審なURLや短縮URL、誤字脱字がある場合は、絶対にクリックしないようにしましょう。
  4. セキュリティ意識の向上、フィッシング詐欺などの手口には、セキュリティ意識を高めることが重要です。不審なメッセージやリンクを見分ける力を身につけましょう。
  5. 公式アカウントを利用する、重要な情報や取引を行う際には、公式アカウントを利用しましょう。公式アカウントは信頼性が高く、安全な取引ができます。
  6. 相談窓口への連絡、怪しい相手や詐欺の疑いがある場合は、LINEやSNSの相談窓口や警察に連絡しましょう。早めに相談することで被害を最小限に抑えることができます。

3-1. 信頼できない投資勧誘メッセージの見分け方

信頼できない投資勧誘メッセージを見分けるためには、以下のポイントに注意する必要があります。

  1. 高利回りの保証、急激な利益や確実な利益を保証するという内容は、投資詐欺の典型的な手法です。現実的な投資はリスクとリターンがバランスしており、高利回りは通常にはあり得ません。
  2. 強制的な行動、急いで取引をするよう促すメッセージや、時間が限られていると主張する場合は要注意です。詐欺師は被害者を焦らせて決断させ、思考を阻害することで勧誘を成功させようとします。
  3. 未知の会社や商品、メッセージの中で登場する会社や商品が未知であったり、情報が少ない場合は疑うべきです。信頼できる投資は、公開された情報や信頼性のある企業・商品で行われます。
  4. 対応先の不自然さ、メールアドレスや連絡先が不明確であったり、公式な連絡先でない場合は注意が必要です。正規の投資勧誘は公式な連絡先やサポート体制を持っています。
  5. 情報の確認、投資勧誘メッセージを受け取った場合は、情報を確認しましょう。公式サイトや専門家の意見を参考にして、信頼性を確認することが大切です。

これらのポイントを踏まえて、信頼できない投資勧誘メッセージを見分けることができます。急かされるようなメッセージや高利回りの保証、未知の会社や商品には十分な警戒が必要です。

3-2. 安全なSNS利用のためのアカウント設定

安全なSNS利用のためには、以下のアカウント設定が重要です。

  1. プライバシー設定の確認、プロフィールや投稿の可視性を制限し、知らない人からのアクセスを避けるために、プライバシー設定を厳密に設定しましょう。
  2. 強力なパスワード、複雑なパスワードを使用し、定期的に変更することでアカウントのセキュリティを強化します。
  3. 二段階認証、アカウントにログインする際に、パスワードとさらに認証コードを入力する二段階認証を有効にしましょう。
  4. 不審なアクティビティの監視、SNSプラットフォームが提供する不審なログインやアクティビティの通知機能を有効化し、不正アクセスを検知しやすくします。
  5. アップデートの確認、SNSアプリやウェブサイトを定期的にアップデートして最新のセキュリティ対策を適用しましょう。 これらの設定を実施することで、SNS利用時のセキュリティを向上させることができます。

3-3. 被害に遭った場合の対応策と相談先

特殊詐欺被害に遭った場合は、以下の対応策と相談先があります。

  1. 警察への被害届け出、被害に遭ったら、すぐに警察に被害届を提出しましょう。警察は被害の捜査や被害者のサポートを行っています。
  2. 消費者センターへの相談、詐欺に遭った場合は、消費者センターに相談することも有効です。消費者センターは被害者の相談に乗り、適切なアドバイスを提供します。
  3. 金融機関への連絡、詐欺に使われた銀行口座やクレジットカードがあれば、すぐに金融機関に連絡し、不正利用を防止するよう手続きを行いましょう。
  4. SNSプラットフォームへの通報、SNSを通じて被害に遭った場合は、該当するSNSプラットフォームに詐欺の通報を行い、被害者の情報を共有しましょう。
  5. 弁護士や消費者団体への相談、被害の大きさや法的な問題がある場合は、弁護士や消費者団体に相談することも考えましょう。法的なアドバイスやサポートを受けることができます。

被害に遭った場合は、冷静に対応し、早めに適切な機関や専門家に相談することが大切です。

4. 特殊詐欺対策が広がる社会全体の取り組み

特殊詐欺対策が広がる社会全体の取り組みは、以下のような点で進展しています。

  1. 啓発活動、政府や関連団体が特殊詐欺のリスクや手口について啓発活動を行っています。メディアやセミナーを通じて、一般市民や高齢者に注意喚起を行い、被害を未然に防ぐ取り組みが行われています。
  2. 法整備、特殊詐欺に対する法整備が進んでいます。罰則の強化や被害者支援の充実など、詐欺行為を防止し、被害者をサポートするための法的枠組みが整備されています。
  3. 金融機関の協力、金融機関も特殊詐欺対策に積極的に取り組んでいます。不審な取引や怪しい送金に対する監視を強化し、詐欺の早期発見や防止に努めています。
  4. テクノロジーの活用、AIやデータ解析技術を活用して、特殊詐欺のパターンや異常な取引を検知しやすくする取り組みが進んでいます。これにより、詐欺の早期発見や被害の最小化が可能となっています。
  5. 国際協力、特殊詐欺は国境を越えて行われることも多いため、国際協力も重要です。国際的な情報交換や協力体制の強化により、国際的な詐欺組織の摘発や防止が進んでいます。

これらの取り組みにより、特殊詐欺対策は社会全体で広がり、被害の防止や被害者支援がより効果的に行われるようになっています。

4-1. 警察や地域で展開される啓発活動

警察や地域では、特殊詐欺に対する啓発活動が展開されています。セミナーや講演会、チラシやポスターの配布、防犯パトロールの強化などが行われ、住民に特殊詐欺の手口や被害事例について正しい情報を提供し、被害を未然に防ぐ取り組みが行われています。

4-2. SNS企業が仕掛ける新たな詐欺対策

SNS企業が仕掛ける新たな詐欺対策としては、AIや機械学習技術を活用した自動検知システムの導入が挙げられます。これにより、不審なアカウントや投稿を早期に検知し、詐欺行為や不正活動をブロックする取り組みが行われています。また、ユーザーへの教育やセキュリティ機能の強化も重要な対策として進められています。

5. SNS特殊詐欺から身を守るためのまとめ

SNS特殊詐欺から身を守るためには、以下のポイントが重要です。まず、不審な情報や取引には慎重に対応し、疑わしい場合は相手先に直接確認することが大切です。また、セキュリティ意識を高め、不正なリンクや情報提供を避けることも重要です。さらに、公式アカウントや信頼できる情報源を利用し、不安や疑問があれば適切な機関に相談することが有効です。最後に、定期的な情報収集やアップデートを行い、最新の詐欺手法にも対応できるよう意識しておくことが大切です。

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