ドラッグストアで購入した猫用ノミ・ダニ薬が原因で起きた悲劇
先日、我が家にやってきた新しい家族、子猫ちゃん。可愛らしい姿に癒やされる日々を送っていましたが、ある日、耳ダニに感染していることが分かりました。獣医さんに診てもらい、適切な処置をしてもらいましたが、安心したのも束の間、今度は先住猫のことが心配に。
ドラッグストアで手軽に購入できる、ドギーマンの猫用ノミ・ダニ薬を先住猫にも使用することにしました。しかし、その数日後、恐ろしい光景が広がっていました。薬を塗布した箇所に、10円ハゲのような脱毛ができてしまい、猫は痛みと痒みに苦しんでいる様子。まるで、我が子に酷いことをしてしまったような気持ちで、心が張り裂けそうでした。
安易な選択が招いた悲劇
手軽に購入できるドラッグストアの商品は、確かに便利ですが、愛猫の健康を考えると、安易な選択は禁物だと痛感しました。猫の体質はそれぞれ異なり、同じ薬でも合う合わないがあるのです。
獣医さんへの相談の重要性
今回の経験を通して、猫の健康管理において、獣医さんのアドバイスがいかに大切かを学びました。ドラッグストアの薬を選ぶ前に、必ず獣医さんに相談し、愛猫に合った薬を選ぶべきでした。
他の飼い主さんへ
私のように、同じような経験をする飼い主さんが少しでも減ることを願い、この体験を共有します。愛猫の健康を守るためには、以下の点に注意しましょう。
- 安易な自己判断は避け、必ず獣医さんに相談する
- 猫の体質に合った薬を選ぶ
- 薬を使用する際は、説明書をしっかり読み、用法用量を守る
- 薬を使用した後の猫の様子を注意深く観察する
愛猫は家族の一員です。安易な選択によって、大切な家族を傷つけることのないよう、十分に気をつけましょう。
詳細な被害状況
2022年12月18日、2匹いる猫のうち1匹が耳ダニに感染したので、他の1匹にフォースガード猫用を塗布した「夕方に塗布→翌早朝にハゲが見つかる」、後ろ足で首をやたらと掻いているので掻いているあたりを見てみると、昨日フォースガードを塗布した箇所が腫れ上がり毛が抜け10円ハゲの状態になっていました。
この状態を一眼見て、これはあの薬(フォースガード)の副作用だと直ぐにわかり、背中に塗布したものを、先ずは取り去ろうとタオルを濡らし拭き上げました。
DCMで販売していたから安心したのが間違い
ネット通販で、詳しい情報もなしで購入したのであればまだしも納得できるのですが、近所のDCMに普通に陳列され、ノミ・ダニに効くと書かれていたら普通に購入してしまいますよね。
本日、病院が開き次第、朝一番で動物病院に連れて行く予定ですが、予防したいのに違う病気(炎症)を起こさせるなんて本当にひどいと思います、そして私自身も軽率な行動を注意したいと思いました。
商品レビューを慌てて調べてみると
結構同じ現象が記載されていましたが、何度も繰り返しますがDCMで売られていると、特に何気なしに購入してしまいますよね、DCMさんを悪者にするつもりはありませんが、これだけきつい薬であるのであれば、もう少し注意喚起をしてほしいと思いました。
医師の説明をみると・・・
この薬に対するwebで回答している医師の説明をみると、合う合わないがあるから気をつけろとありますが、市販で売られているのに合う合わないがあると言う判断であれば、個人的に言わしてもらうと、そんなに副反応があるものは気軽に手に届くところの陳列や販売は控えてほしいと思います。
予防でノミダニ駆除の薬を付けるのに、違う病気(皮膚に炎症)になるのは本末転倒だと・・・
結果的に10円ハゲに・・・
朝、猫の吐き戻しがあり普通の吐き気では無いのを直ぐに察知できたので、直ぐに何が原因なのか猫を調べてみると、昨日ダニ予防で薬を塗布したあたりの毛が抜け、地肌が赤くなり剥げている状態でした。痒いのか後ろ足で掻いた後が痛々しかったです。
ノミ・ダニ駆除に使われるフェノトリンとは
これも起きてから調べると言った愚かな行動なのですが、調べてみるとノミ・ダニの駆除に使われる、スポイドタイプの薬やシャンプーに混入されているフェノトリンとは、非常に危険な成分のようです。今回購入したドギーマンのフォースガードにも混入されており、それが今回の原因を引き起こした犯人だと思われます。
フェノトリンとは
このように成分を調べれば調べるほど、目にしたくない事実が目に飛び込んできます、人間の薬もそうですが、身体に良く影響が少ないと言う物質は本当に少なく、まるで対価の交渉のように一つ治すために何かを犠牲にしなければならないような副作用が待っていると言うのが現実と感じています。
- 寄生虫などの神経伝導を遮断し殺虫作用により疥癬などに効果をあらわす薬
- 疥癬は皮膚にダニの一種であるヒゼンダニが寄生しておこる感染症
- 動物は神経伝達が阻害されると正常に体を動かせなくなり場合によっては死に至る
- 本剤は寄生虫や害虫などの神経伝導などを遮断し殺虫作用をあらわす
- 本剤は駆虫薬(寄生虫を殺したり体外に排出するために用いる薬の一種)となる
- 本剤は(家庭用殺虫剤などでも使用されている)ピレスロイド系化合物の一つ
主な副作用や注意点
- 皮膚症状
- 皮膚炎、ひびあかぎれ(皮膚亀裂)、水疱、末梢性浮腫などがあらわれる場合がある
- 末梢神経系症状
- ヒリヒリ感(錯感覚)があらわれる場合がある
- 肝機能異常
- 肝機能異常により、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇などがあらわれる場合がある
- 肝機能異常により、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇などがあらわれる場合がある
まとめ
当たり前の話ですが、何でもかんでも信頼する方では無いのですが、今回は市販の薬はそれほどキツくないし、予防なので市販で十分と思い購入したのが裏目に出ました。またもう少し早く気づいていれば、猫に辛い思いをさせなくて済んだのにと反省しています。
フードも含め、これからは成分や口コミなどを必ず調べてから選んで行こうと心に決めました、どうかこの記事に辿り着いた方には、辛い思いをしてほしくないと思いますので、記事にしておきます。
また、我が家の子猫(ナツのFIP闘病記も良ければ読んでください)
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