【FIP】猫伝染性腹膜炎|スコティッシュ・フォールドが感染

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FIPと診断された(猫伝染性腹膜炎)

我が家に新しい子猫(スコティッシュ・フォールド)を2022年のお盆(2022年4月生まれ)生後120日の子猫を迎え入れました。ブリーダーから譲り受けた時から目ヤニが少し気になっていましたが、スコティッシュ特有だとブリーダーから説明を受けそれを信じていました。しかし、我が家に来て3日程度で体調がみるみる体調が悪化し呼吸が浅くこれはやばいと思い、先ずは近所の動物病院を尋ねると、赤ちゃん特有の下痢等だからと、うんちの検査も行い薬を処方して頂きましたが、数日見ても体調が良くならず、更に呼吸更に浅く早くなり、これは不味いと違う動物病院に行きましたが、今度は子猫を見るなりこの子はうち(この動物病院)では対処できないので大きな病院を紹介するのでそちらに行ってほしいと、先生から衝撃的な言葉を告げられ、具体的な病名などは何が考えられるのか?と問いましたが答えてくれませんでした。

2件程動物病院を回った時に感じた不快感と不信感にこれでは不味いと思い、子猫を分けて貰ったブリーダーに連絡、ブリーダーさんのかかりつけ動物病院を紹介してもらい、そこで状況を説明してもらい検査して貰った結論が検査をしなくても判明したのがFIP感染のウェットタイプでした。何故すぐに判明したかと言いますと、症状とレントゲンに映し出された肺の水は、恐らくFIPとみて間違いない、検査を並行して進めながら、残されている時間が少ないので、胸水を抜かなければ今週持たないと告げられて、治療をお願いしました。肺に溜まった胸水を注射器で抜いてもらい、子猫の状況を見ると息が深くできるようになり少し安心したように感じました。また、高額ですがMUTIANのFIP治療を先生と話始める事になり84日間に及ぶ投薬が開始されました。

84日間の投薬が終わりwetからドライが再発

MUTIANの投薬治療から84日経ち、子猫の状態もよくこれは安定したと安心していた矢先に事件は発生いたしました。朝は走り回っていた子猫が仕事を終えて自宅に帰宅すると、何故か玄関まで誰もお迎えに来ない状態でおかしいなと思い部屋に入ると、子猫が定位置でぐったりとして、歩くのもおぼつかなくなり、食事が全く出来なくなっていました。撫でると反応するのですがこのままだとダメだと言った感じを受けました、慌ててかかりつけの動物病院に連絡し、翌朝病院に連れて行き診察していただいた所、FIPの再発をしたのでは無いかと思うとの事でした、肺や胃の周りをエコーで確認しても、水が貯まっておらず、歩けない状態から見て「これはドライタイプのFIP」にステージが変わっていると告げられ、頭が混乱しこの時に頭をよぎったのは、「もう治らないのか?」、治療費はどれだけかかるのだろうと不安になりましたが、先ずはこの状況を打破しなければと思い、治療を再開いたしました。

投薬料は、少し増やし経過を見ていくとの事で治療再開いたしました。
※この写真はシリンジで液体栄養フードと薬を混ぜ飲ませた後に拗ねた写真になります。

FIPドライタイプの症状として、わかりやすい症状として胸水(肺に水が溜まる)や腹水貯留はみられず、腎臓などの体の臓器のあちこちに炎症により組織のかたまり(肉芽腫)ができることが特徴と言われていますが、我が家の場合食事が取れなくなり、歩行困難、震えなどでした、獣医さんに説明を受けると、神経症状の原因として、脳に(肉芽腫)そのかたまりができれば神経症状(けいれんなど)を引き起こし眼の症状が現れていると言われましたが、諦めずに治療を受けると伝え継続的に投薬をすることになりました。

再発→投薬→元気→体調不良に・・・

投薬3日目から効果が直ぐに出てきて、食欲も旺盛になりました。しかし安心していたのも束の間、投薬6日目の午後から、ふらふらと歩くようになりました、心の中では薬を継続しているのに何が問題なんだ?と不安となぜ?なぜ?と言う疑心に駆られ、動物病院に行こうとしましたが土曜日の夕方でしたので、翌日の朝イチで再度動物病院を訪問、先生に状況を説明し診察してもらうも薬を続けて飲ますしか今は方法がないと告げられました。
※後に先生とこの時の心境について伺うと、正直この先はかなり難しいと思ったと言われていました。2023年3月現在も様子見の状況ですが、今の所元気に走り回っています。

2022年12月18日の診察

ここで少し気になることが・・・、土曜日の朝まで元気にご飯を食べていた子猫が、夕方に向かうに連れて元気がなくなり、病院の先生と電話で症状を伝えたところ体調は良くないけれど直ぐに処置できる物でもない事から、翌日の朝動物病院に診察に行き診察をしてもらった際に、また新たな問題が発生しました。

それは子猫を引き取ったその日からの症状の一つであった、「耳から耳アカ」が沢山出る症状についてFIPの仕業だと思っていたのですが、実は詳しく調べてもらうと、耳ダニの仕業だと言う事が判明しました。早く気づけてたのに、何故と思いながら先生に処置をしていただきました。

子猫が処置治療している間に、webで調べて見たら、下記のような症状が出たら耳ダニを疑っても間違いがないと言う事で、我が家のナツは全てに当てはまっていました。

  • 猫の耳から大量の黒い耳垢が出る(床に黒い耳垢が落ちていたので、要注意です)
  • 強い痒みから頭をよく振る(頭をブルブルと振る回数が増える)
  • 耳を頻繁にかく(後ろ足で耳をかき、時には毛がなくなるぐらい掻く)
  • 耳が臭い(少し臭う)
  • 耳を痒がり擦る(家具の角などで擦ったりします)
  • 耳の辺りを触るのを嫌がる(中を見ようとすると嫌がります)
  • 発熱(体温が普段より高くなります)
  • 食欲不振(急に食事を取らなくなりました)
  • 歩くときにふらつく(よれよれと歩いて、段差を越えたりするのはままならない事があります)

上記のような症状が出たら間違いないとの事です。我が家のナツも全て当てはまり、人間の医療でもあると思いますが、可能性のある症状と照らし合わしながら、関係ないものは消去していく事で、病名の特定や決定の根拠に結びつけると言った作業になります。

また、前からの症状もわからないのであれば、耳ダニの仕業と断定するのには難しいのだろうと推測できました。また、はっきりとした記述が少ないなと感じています。獣医さんからみると薬治療で治るから詳細な症状や、猫の状態を記載する文献が少ないかもしれないのですが、他の病気と並行して併発している場合もあると今回の件で学ぶ事ができました。

耳ダニ駆除は時間がかかる

耳掃除をしてもらい、胃薬みたいな物を処方してもらいました、医師いわく3週間は掃除と薬の塗布をしなければならなく、1週間に一度通い掃除と塗布をしてもらいます。

FIPの再発とばかり思っていましたが、耳ダニの影響でも食欲不振やバランス感覚が崩れたりするとの文献もありました、FIPと耳ダニと両方の治療をしながら、少しでも解明できたらここに追記していきたいと思います。

この記事を書いて3日目

2022年12月21日、20日の夜から少し体調が悪化している感じをしていましたが、良化に向かわず今朝も(21日朝一番)に病院へ出向き、再度血液検査などをしてみましょうとの事でしたので検査を行いことに、そしてこの動物病院は木曜日休みの為、ナツを預けて入院治療をする決断をいたしました、ひょっとしたら死に目に会えなかもなどの心配もありますが、先ずは少しでも元気になってもらいたいのと、何かあれば治療をしてもらえる病院に託すことになりました。

2023年1月6日

2023年1月現在、投薬の効果と先生による食事補助を懸命にしていただき、また元気な姿になりました。血液検査も2023年1月6日受けた所異常値が示されていた箇所の数値も治り、様子を見ていくことで年始を迎える事ができました。

数値も落ち着いたので、新しい継続治療を行なうことにしました、それは今までの投薬とは薬を変えて人間用のコロナ薬を継続して投与し、FIPを抑え込む手段を講じる事にしました。

この手法は、ハイブリット方式と言われ、猫用のMUTIANより少し効果が弱いと論文が出ているようですが、試す価値はあるとの事でしたのでmチャレンジをしております。この効果はこの記事で継続的に更新して行きますので、参考にしていただければと思います。

ハイブリット式のメリットとしては、MUTIANと違い人間ように開発されたコロナ薬である事から、コスパに優れています。費用はMUTIANと比べると1/5近くで済む事から、飼い主にも優しく、猫には少し効果が弱くなる分副作用が減るとの事で、治療に期待したいと思います。 

2023年5月13日

1月の経過から申し上げると、5月13日時点での体重は2.9kgと確実に成長しており、FIPの最初は見当たらないとの事でした。レントゲンとエコーの診察でも、陰はなく順調に回復してるとの事で、少し安心できました。

ただ、昨年12月までは、ゴロゴロと喉を鳴らせたのですが、ゴロゴロと言えなくなったのか、よくわかりませんが鼻炎から来ているのか、鼻詰まりはしております。こちらも頭部のレントゲンを見る限り化膿や炎症の影は見当たらないので、気にしなくても良いとの事でした。

ワクチン一つ打つのでも、気を遣う状態なのは現在も変わりません、どうかこのブログをブログをみに来られた方で、お困りのかたがおられましたらお問い合わせください。名古屋の病院でしたらご紹介できます。

全てが完治するわけではないと思いますが、医療は日々進歩しています、そしてナツのかかりつけの先生は若くて優秀ですので、諦めずに猫ちゃんのサポートをしてあげてください。

FIP(猫伝染性腹膜炎)とは

FIP(猫伝染性腹膜炎)は、猫にとって重篤な疾患であり、現在のところ完全に治癒する方法はありません。しかし、FIPに対する治療法として以下のものがあります:

  1. 免疫賦活療法(Immunomodulatory therapy):抗生物質や抗ウイルス薬による治療はあまり有効ではないため、FIPの治療には免疫賦活療法が用いられます。これは、免疫系を活性化することで、FIPの進行を遅らせることを目的としています。主な薬剤として、ポリアデニル酸リボ核酸(Polyadenylic-polyuridylic acid)が挙げられます。
  2. 抗体療法(Antibody therapy):FIPの原因となるコロナウイルスの抗体を投与することで、ウイルスの増殖を防ぐことができます。現在、FIPの治療には抗体療法が用いられることがあります。
  3. 症状の緩和:FIPの症状には、発熱や食欲不振、腹水などが含まれます。これらの症状を軽減するため、猫に適切な食事、抗炎症薬、利尿薬などが処方されることがあります。

FIPは現在のところ完全な治療法がないため、治療は症状の緩和や進行の遅延に焦点が置かれています。FIPに罹患した猫には、症状に合わせた個別の治療が必要となります。

まとめ

仔猫が我が家に来た時から、黒い耳垢が出ていたので、ひょっとするとFIPは一旦収まっていて、ダニの感染症を起こしていたのでは?と今は振り返っています。
その理由として、この子猫は鼻が白く貧血の症状が出ていると、動物病院3院ともの判断でした、しかしながら既にこの時から黒い耳垢も出ており、何なら動物病院に耳垢掃除も頼んでいたのに、この状態を見逃していたんです、もっと早くに治療ができたのに誰も気づかず居たのを少し腹が立つところでもあるのですが、動物は話す事もできないので飼い主の説明と現状から推測する事しか出来ず、検査も人間のように数値や判断ができる内容ではないとの事でした。

他の記事でも書いてる人が多いのですが、最後は飼い主さんの勘と普段からの観察にかかると思います、普段から様子をよくみてあげてほしいと思います。

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