猫FIPウイルス感染再発(猫伝染性腹膜炎)

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FIP再発・・・頭の中が真っ白に・・・

2022年8月15日から、FIP治療の投薬をして11月の6日に一旦84日間の闘いと、おさらばした筈でしたが・・・、2022年12月2日(金)朝までは、元気に部屋を先住猫と走り回っていた筈の子猫が、夜に帰宅してみると、ナツは玄関のお迎えにも来れず、定位置でぐったりと倒れたようにも見える感じで、身動きが取れない状態でした。12月3日に再度、かかりつけの動物病院に行き、診察をしてもらい先生曰く少し様子見をしましょうとの事でしたが、食事を取らなくなり日に日に痩せて目ヤニも今まで以上に出るようになり、直ぐにでも病院に連れていきたかったのですが、12月10日に再度診察をしてもらいに動物病院に行きました。今回は先生も血液検査をしましょうと実行してみた所、検査結果としては、ほぼ正常値だと言う事が判明し、私としては???となりましたが、先生曰くFIPのドライ症状として再発した可能性が高く、他の検査をしても(PCR検査)結果が分かりにくく、検査の意味はあまり意味がないとのことでした。

ウェット症状の時には見られなかった、神経に影響する症状が見られる、つまり歩けなくなり食欲も無くなり、抜け毛が酷くなりほぼ歩けなくなり、寝てばかりになりました。

↓この記事は、8月に感染が判明した際の記事になります。

FIPには、ウェットとドライがある

当初、我が家のナツ(スコティッシュ・フィールド)は、ウェットタイプのFIPでした日に日に大人しくなり、息が荒くなり、鼻も真っ白になり、これはいかんと思い何件か動物病院を梯子して、猫を譲り受けたブリーダーさんにかかりつけ医を紹介して頂き、診察を受けると肺のエコーに水が溜まり、息ができない状態でした。

この状態が後数日過ぎていれば、命は無かったと言われましたが、ナツは辛うじて応急処置を受け、FIP治療を受ける事ができ84日間のゴールに向けた治療を行うことがスタートできましたが、84日を過ぎ順調だった体調も治療開始から95日目あたりから体調が優れなくなりました。

この兆しについては、食欲が少しずつ減り気がついたらいつもの量を食べてないのに気づいた辺りから、他にも体調が悪かったんだと後から振り返ると気づきました。

ドライタイプの特徴として、神経障害と言われていますが、胸部エコーを見る限り胸水がないので本当に安心し切っていましたが、嫌な報告が目に入り愕然とした状況です。

ドライタイプは食欲も無くなり、意識がなくなると医師からは聞きました、しかし我が家のナツは呼びかけにも応じるし、よちよち歩きながらトイレにも行ってくれます。こんなに苦しいのにトイレに行ってくれる姿をみていると、なんて飼い主思いな子猫なんだろうと、更に胸を打たれる現実にまたしても胸が苦しくなりました。

食欲が落ちて4日が過ぎたあたりチュルを口にしてこの後4日間食事ができなくなりました。

ハイブリット治療

今回医師に紹介されたのは、元々日本の医師会が承認していない薬の治療の為一錠5,000円を毎日1錠同じ時間に飲む必要がありましたが、今回はその1錠に+半錠の為かかる費用も1.5倍になりました。

症状が少し抑えられた辺りから、人間のコロナ患者向けの薬に切り替えていくのが今回の治療方法なのですが、試してみないとなんとも言えない状況と言われましたが、症状が軽くなればFIPを抑え込めれるとも言われています。

FIPとは

FIPは治療をしなければ、ものすごく早く症状が悪化し大切なペットが亡くなってしまうとの事例をよく拝見します、また費用も日本の獣医師会からの認可が出ていない為、高く本当にそんなにするものなのか?と疑いたくなるような状況です、あまりにも費用が高い為クラウドファインディングをおこわなれる方も多く見られます。

この病気は、猫コロナ人間がかかるコロナとは少し違いますが、猫には稀に感染してしまう子猫がいると言われています、多頭飼いの場合は特に感染し易いのでは?と感じてしまいます、ほとんどの猫にこのウィルスは持っているようで、突然変異でそのウィルスが牙を剥く事があるらしいのです、我が家の子猫も同じような運命で感染したようです。

MUTIANと言う治療薬

MUTIANこれが非常に高く、84日間毎日同じ時間に摂取していかなければなりません、猫の体重や年齢により変わるようですが、我が家の子猫は体重が軽いせいか1回1錠で約5,000円程度になります。
https://mutianasia.com/productsメーカーページを見ると、初期・中期。後期と記載があり、我が家のナツは初期なのか中期なのかは判断しにくいのですが、ジャンプができない・よろけなどが当てはまります、投薬を続ける事で治ると言われていますが、私の場合はこれに縋るしかありません。

2022年8月の時は、胸水(緑色の汁)が400g程肺に溜まっていたのですが、この薬を飲んで胸水もなく元気に走り回っていたので完治したと思った矢先、今回の動けない状態になりました、先生はドライの症状に近しいと診断をされ、再度処方をしてもらう事になりました、特にドライの場合は少し薬を多く飲まないといけないようです、つまり処方費用も多くかかりますが、子猫が苦しんでいるのを見ると、見ないふりは出来ないです、高額治療の道を選ばざる得なくなりましたが、これも運命だと受け入れできる限りの処置をしていきたいと考えています。

MUTIANを色々調べてみると、この薬を取り扱っている病院は少なく、この動物病院は分かりやすく説明してくれていますので、リンクを掲載しておきます。
ひなた動物病院さん:https://hinata-ah.life/713.html

このようにひなた動物病院さん、日本ペット診療所さんのように、飼い主さんに寄り添い治療をしてくれる動物病院さんが増える事に期待しています、是非諦めずにできる治療のことを試してあげてください。

日本ペット診療所さんは、MUTIANではなく、正規品のGSを仕入れられていると開示されています、値段もMUTIANより安いので、是非関東圏にお住まいの方はお尋ねしてみてください。

MUTIANのお薬が100%効くわけでは無いと医師の説明があり、ネットでは治った記事もあれば、お亡くなりになった記事も多数あります。
あくまでも飼い主さんの意思と選択で猫ちゃんを育ててあげてください。
 

Fipドライの特徴

ドライの特徴として食欲不信があげられます、我が家のナツもそれまでモリモリ食べていたのが急に食べれなくなりました、大好きなチュルも食べれなくなり、これはかなり良くないと思い注射器で強制給餌を試みましたが、見よう見まねでは上手く行かず、医師にやり方を聞いて実際に給餌をしてもらいました。

この記事を書いた翌朝に初めての、薬を直接の投薬と給餌を試してみようと思いますので、試した結果を続きに記事にしたいと思います。

注射器で強制給餌する中身は、ロイヤルカナンのクリティカルリキッドを医師から勧められましたので、先ずは諦めずにチャレンジしてみようと思います。

水分も飲む事ができない

以前はお水をよく飲んでいたのですが、この頃よりナツはご飯を食べなくなったのと同時に、水も飲めなくなりました。唯一できることは、背中に点滴を少し打つ事ぐらいしか出来ず、無理矢理にでも水分と食事を取らせないと、弱っていくとの事でしたので、ここで覚悟を決め強制給仕を試みる事にしました。

今思い起こすと、ひょっとしたら水をよく飲んでいたのもFipの症状の一つだったのかも知れません。

栄養補助食(ロイヤルカナンクリティカルリキッド)

ロイヤルカナンクリティカルリキッドとは、犬・猫用 クリティカル リキッドは、疾病回復期、手術後などの栄養要求量が高まっている犬に給与する目的で特別に調製された食事療法食(流動食)です。この食事は、消化性の高い原材料を使用し、カロリー含有量を高め、各栄養素を強化しています。

飲ませ方のポイントとしては、注射器(シリンジ)で投与します。
ロイヤルカナン参照:https://www.royalcanin.com/jp/cats/products/vet-products/recovery-liquid-dog-and-cat

再発から3日目で効果が見えてきた(2022年12月14日)

投薬2日目で、食欲が全くなかったナツが、チュルを自ら食べるようになりました。
まだ少しよちよち歩きですが、以前のような歩行障害は見られず薬が聞いているのだと思います。

投薬4日目(2022年12月15日)

歩けなかった子猫が、歩くどころか以前のようにキャットタワーに登ったり、ご飯を食べたりしてくれるようになりました!
薬の効果は抜群です!

投薬5日目(2022年12月16日)

なんと、5日目にして高い所にも飛んだり、降りたり、走り回ることができるようになりいました、確かに薬の効果を感じれるのですが、投薬している時としていない時の差が非常に激しいと感じます。
また、抜け毛も止まり、目やにも止まりました、ここまで回復するとは本当に信じられない感じです。(12月18日に病院に行く予定をしていますので、またその後の報告をさせて頂きます。
以前も投薬治療をしていた時に、大量の耳垢が出たのを記憶していましたが、今回もやはり同じです(12月17日)大量の耳垢が出ています。
これは治る過程に原因があるのかがわからないのですが、本当に大量の耳垢が出ます。
また苦食事が出来なかった1週間前は、目やにが大量に出て朝晩取らないといけなかったのですが、薬が効き食欲も出て動けるようになると、耳垢が大量に出る現象が起きています。

FIP(猫伝染性腹膜炎)

FIP(猫伝染性腹膜炎)は、猫にとって重篤な疾患であり、現在のところ完全に治癒する方法はありません。しかし、FIPに対する治療法として以下のものがあります:

  1. 免疫賦活療法(Immunomodulatory therapy):抗生物質や抗ウイルス薬による治療はあまり有効ではないため、FIPの治療には免疫賦活療法が用いられます。これは、免疫系を活性化することで、FIPの進行を遅らせることを目的としています。主な薬剤として、ポリアデニル酸リボ核酸(Polyadenylic-polyuridylic acid)が挙げられます。
  2. 抗体療法(Antibody therapy):FIPの原因となるコロナウイルスの抗体を投与することで、ウイルスの増殖を防ぐことができます。現在、FIPの治療には抗体療法が用いられることがあります。
  3. 症状の緩和:FIPの症状には、発熱や食欲不振、腹水などが含まれます。これらの症状を軽減するため、猫に適切な食事、抗炎症薬、利尿薬などが処方されることがあります。

FIPは現在のところ完全な治療法がないため、治療は症状の緩和や進行の遅延に焦点が置かれています。FIPに罹患した猫には、症状に合わせた個別の治療が必要となります。

まとめ

人のコロナウィルスも、この猫のFIPウィルスもまだまだ解明されていない事が多いですが、どうか諦めずに共に闘いましょう、平均十数年生きれる猫達に私達人間ができる事は共に限られた時間を共に過ごすことで、お互いかけがえの無い時間を生み出してくれる事と考えています。

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