FIP治療後1年経過・スコティッシュ・フォールド

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目次

猫・猫風・ウィルスFIPとは

猫のFIP(猫伝染性腹膜炎)は非常に難治性の疾患であり、最新医学の知識では完全な治療法は存在しません。FIPウイルスは、感染した猫の体内で潜伏し、治療が難しい以下に、FIPの治療に関する一般的な方法とその詳細を説明しますが、これらの治療法は症状の緩和を目的として行われ、完全な治療を提供するものではありません。

  1. 対症療法: FIPの症状を管理するために、痛み止め、解熱薬、抗炎症薬などが使用されます。これらの薬物は猫の体調を改善し、病状の進行を遅らせることがあります。
  2. 栄養療法:患猫の栄養摂取をサポートすることが重要です。栄養失調を防ぐために、高品質のキャットフードや栄養補助食品を使用することが推奨されます。猫が食欲不振になっている場合、獣医師がチューブフィーディングを行っていることがあります。
  3. 免疫抑制療法:ステロイドなどの免疫抑制薬が使用され、免疫系の過剰な反応を抑制します。これにより、体内の炎症が緩和されることがあります。 、持続的な改善を実現することは難しい場合があります。
  4. 抗ウイルス薬:一部の獣医師は、抗ウイルス薬の使用を試みることがありますが、これに関しては効果が限定的であり、確立された治療法ではありません。
  5. 免疫療法:最近の研究では、ポリクロナル抗体療法や抗ウイルスワクチンの使用が検討されています。これらの治療法は実験的であり、効果についてはまだ研究が進んでいます。

FIPは治療が難しいため、早期発見と予防が非常に重要です。感染の拡大を防ぐために、新しい猫を迎える際に、感染リスクを最も考慮するための注意が必要です。の診断と治療に関しては、経験豊富な獣医師の指導と協力が必要です。最新の情報と治療法については、専門家との協議が必要になります。

FIP感染が判明した時の記事

FIPに感染した際の記事になります、過去に猫・犬を飼育した経験が沢山ありましたが、意外とこんな病気がある事を知りませんでした。しかも今では一般的になったペット保険も、この治療には適用されないので新品の軽自動車ぐらいの治療費がかかりました。

この治療費が高い理由から、殺処分、治療放棄、自然飼育をされる方も沢山居られるのを知り、少しでも知識と治療に対する支えになればと思い記事にしております。

テレビやタウン誌では、子猫の保護など活発になる反面、病気の猫はもの凄く寂しい経験をしているのも事実です、少しでも理解者が増え助ける事ができる命が増えることを願います。

2022年12月の最終治療から

2022年11月にFIPウェットの治療をも完了したと思ってた矢先に12月に再度発症し年を越せるかどうかの瀬戸際でしたが、何とかそれも乗り越え一と2ヶ月で、最終治療から1年が経とうとしています。

現在の体重は、約3キロですが大人の猫とほぼ体格は変わらなくなってきてます、相変わらず偏食や気分屋なので、色々と気遣わなければならないのですが、症状は昨年以来収まっているので、少し安心しております。

スコティッシュの由来の垂れ耳が少しずつ起きてきたようにも感じる今日この頃ですが、元気に走り回り悪戯を毎日楽しんでいます。

生後120日の時に発症したFIPにより、現在は発症が治りましたが、成長期の時に発症したせいもあり、少し体が小さいのかなと感じています。このまま無事に成長してくれると良いのですが、不安が頭を離れません。

毎日の観察が大切です

猫の体調管理は、愛猫の健康を維持し、疾患や病気を予防するために非常に重要です。

  1. 定期的な健康診断:獣医師の定期的な観察が猫の健康管理の基本です。 健康診断は年に1回以上受けるべきで、獣医師は猫の健康状態を評価し、初期に問題を発見できるようになります。
  2. 予防接種:猫には特定のワクチンが必要です。一般的なワクチンには、猫風邪、猫パンルク、猫白血病などが含まれます。獣医師に相談し、正しいワクチンスケジュールを確立しましょう。
  3. 栄養管理:猫には正しい栄養が必要です。高品質のキャットフードを提供し、猫の体重を正しく管理しましょう。猫にはタウリンなど特定の栄養素が必要です。食事療法が必要な場合は、獣医師にご相談ください。
  4. 水の提供:猫には常に清潔な飲み水が必要です。水を定期的に交換し、新鮮な水を提供しましょう。
  5. :猫は運動が大切です。適度な運動を促進し、体重管理と筋肉の維持運動に役立ちます。キャットタワーやおもちゃを提供して、猫の活動性を高めましょう。
  6. 寄生虫管理:ノミ、ダニ、フィラリアなどの寄生虫から猫を保護するために、定期的な寄生虫予防を行います。
  7. 環境の清潔:猫の生活環境を清潔に置くことも大切です。猫のトイレボックスを定期的に掃除し、寝床や餌の容器を清潔に眺めましょう。
  8. ストレス管理:猫はストレスに敏感な動物です。環境の変化や他のペットとのトラブルからストレスを受けることがありますので、環境を安定させ、正しい遊びや愛情を提供しましょう。
  9. 正しいなトイレトレーニング:猫がトイレをきれいに使えるようにトレーニング、尿路感染症やその他のことを予防しましょう。
  10. 注意深い観察:猫の日常行動に注意を払い、異常な行動や症状を早期に観察することが大切です。変化があれば、とりあえず獣医師に相談しましょう。

猫の健康管理は継続的なプロセスであり、愛猫の健康を確保するために積極的な役割を果たすことが必要です。日々の猫とのコミュニケーションを通じ、少しの違和感や症状でも気付き、早め早めに動物病院に相談する事が大切です。

他の猫の感染症について

猫の感染症は、様々な病原体によって置かれる疾患です。

  1. 猫風邪(Feline Upper Respiratory Infection):猫風邪は、猫コロナウイルス、ヘルペスウイルス、カルシウムウイルスなどのウイルスによってもあられます。症状にはくしゃみ、鼻水、咳、発熱、くしゃみ、食欲不振が含まれます。感染は空気中の飛沫によって広がります。
  2. 猫パンルク(Feline Panleukopenia):猫パンルクはパルボウイルスによって与えられる感染症で、主に若い猫に影響を与えます。症状には嘔吐、下痢、発熱、食欲不振、脱水が含まれます。感染は糞便からの接触によって広がります。
  3. 猫エイズ(Feline Immunodeficiency Virus, FIV):猫エイズはHIVに似たウイルスによって警戒されます。症状には免疫不全、慢性の感染、貧血、体重減少が含まれます。感染は噛むことや性交によって広がります。
  4. 猫白血病(猫白血病ウイルス、FeLV):猫白血病はFeLVウイルスによって警戒されます。症状には免疫不全、貧血、腫瘍の発生が含まれます。感染症は唾液や鼻水、血液などを介して広がります。
  5. 猫の皮膚真菌症(Feline Dermatophytosis):皮膚真菌によって接触され、発疹、脱毛、かゆみなどの皮膚症状を守ります。
  6. 猫感染性腹膜炎(Feline infection Peritonitis, FIP): FIPはウイルスによって警戒され、腹膜炎や内臓​​の炎症を警戒します。症状は段階的に、治療が難しいことで知られています。
  7. 寄生虫感染:フィラリア、ノミ、ダニ、虫、原虫など、さまざまな寄生虫による感染が猫に影響を与えます。
  8. 猫カリシウイルス(Feline Calicivirus):これは呼吸器感染症の一因となり、口内炎、鼻汁、くしゃみなどの症状をしっかりと確認します。

これらの感染症は、ワクチン接種、定期的な健康診断、適切な衛生管理、室内外の寄生虫管理、感染症患者と他の猫の隔離などの予防策によって防ぐことができます。医療専門家の診察を受け、適切な治療計画を立てることが重要です。また、他の猫への感染拡大を防ぐために感染症の隔離と予防策を実施することも大切です。

見捨てる飼い主も・・・

これは、当事者になり様々な動物病院を調べ訪れ診察して、獣医さんと話していくうちに判明したのですが、猫や犬の病気が判明しても治療をしない飼い主が多い事が獣医の口から聞いて大変驚きました。

確かに保険に加入していなければ、5000〜10000円なんて珍しく無いのですが、治療費を払わない人、治療をしない人、それぞれ一定の割合でいるそうです。

もう一つ、驚いたのが我が家のスコティッシュ・フォールドのナツもそうなのですが、病気が判明した後に購入したショップ・動物病院・道や山に放置する人も少なく無いんです。

我が家のナツは、ブリーダーさんから引き取られた先で病気が判明し戻された猫でした。最初わたしもその背景を知らず、お安く分けて引き取ったのですが、後から聞いたら劣悪な飼い主の元に引き取られ体調を崩したので返品したと知りました。ブリーダーさんより引き取るとの申し出がありましたが、命をそんな粗末な扱い方はできないと拒否し、そこから長い長い治療との戦いになりました。

FIP治療薬とは

MUTIANです、これは我が家のナツには抜群に効果があり効いてくれたのですが、1粒5000円、体重により1.5粒や2粒になります。(体重により、錠剤の量が変動するとの事でナツは生後50日ぐらいでしたので少なく済みました)

我が家のナツ場合、日/1粒半で、毎日7500円の84日間連続で同じ条件で投薬しなければなりません。

fumi

はい、つまりMUTIANだけで、630,000円かかりました。
治療費や入院費用を入れると1,000,000円ほど支払いました。

MUTIANを投与しても、直るか治らないかは、薬との相性や環境、そして猫本人が生きたいと思えるか思えないかも重要になります。

fumi

正直、直る可能性があるのであれば何でもしたいとの思いから、すがる思いで動物病院の先生にお願いして、今元気に暮らしています。

投薬の条件とは・・・

獣医から物凄く真剣な目で見つめられながら、処置室で言われた事があります。

ナツちゃんに投薬する場合は、毎日同じ時間に同じ量を投薬しなければなりません。つまり84日間あなたは、ナツちゃんの為に尽くせますか?

fumi

独り身で多忙な会社に勤めていたのもあり、どうすれば同じ時間に投薬できるか考えた末にでた結論は、毎朝5時に投薬すると近い、結果は168日間に及ぶ投薬になりましたが、やりきりました。

このMUTIANは、同じ時間に投薬することで、ウィルスを抑制していく、つまり24時間以内に投薬続けなければ意味がなくなると医師より伝えられました。

薬代のハードルも高いのに、同条件で常に投薬を続ける、逃げ出す飼い主がいるのも今では何となくなるほどと思いますが、わたしには選択の時間がなく、小さな命を守りたいと思い、投薬→仕事→投薬→仕事の繰り返しでした。

飲み会があっても、休みの日でも、自分の体調が悪くても84日×2を繰り返し、今のナツが存在します。

fumi

獣医さんには感謝しかありません、夜体調が悪くなっても直ぐ対応してくれたり、アドバイスをしてくれたり、もう持たないかもと言う時には、一緒に寝て不眠不休で看病をしてくれました。

環境が物凄く大切

この環境が物凄く大切と言うのは説明すると、「自宅の環境」「病院との距離」「先生との相性」「仕事との関係性」「ポジティブで入れる環境」、この全てが網羅されていないと、何かの理由で諦めたり、放棄したりしてしまいます。

そんなの無理だよと思われる方も多いかもしれませんが、できないのではなく、環境を選んでいないから無理だと決めつけていると思われます。自分で考え、探し、模索し、進むことで何がしらの答えが出てきます。その際には迷わず飛び込んでみる事です。直ぐに結果の出ないこともありますが、その経験は無題になりませんし相手も真剣に向き合ってアドバイスやヘルプをしてくれます。

わたしは諦めなかったから、発症したらほぼ100%と言われている病気を乗り越えられたと思います。我が家の場合はウェット→ドライと、二次感染をしても頑張ってくれましたので、是非諦めないでください。

まとめ

2023年6月時点では、MUTIANの値段もかなり下がり、数多くの症例と論文が増えたと伺っております。

最後に一番苦労したのは、人間でもそうですが体調が悪い時は食事ができません、猫も同じように食事ができず、みるみる具合が悪くなるのがわかりました。赤ちゃんの猫のなのでいくら説明をしても食事を受け付けてくれなかったり、注射器で液体栄養食を飲ませ、ゲップをさせまた飲ませてを繰り返すなど、本当に大変で常にピリピリしていると思います。ですが、諦めなければ猫ちゃんも諦めず一生懸命生きようとしてくれますので、是非前向きに挑んでください。

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