ビギナー低山登山と福岡の山城|【天空の城】牙城

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低山登山と山城

登山ビギナーの私には、大体3時間前後で登って降りれる山に登る事が多く、特にこの福岡に赴任している間に一度訪れ空撮をして見たかった場所が、福岡県田川郡香春町にある障子ヶ岳城です。少し登山道の駐車場までの道のりが険し買ったですが、登頂し空撮に成功しています。また、同じような天空の白で有名な兵庫県にある竹田城を思い出すような景色に思わず日本のマチュピチュだと感じ、口からポロリと呟いてしまいました。

15世紀〜16世紀に建造され、正式名称としては障子ヶ岳城(しょうじがたけじょう)別名、障子岳城、牙城と言われています。

こんな素晴らしい城跡が残されているのに意外と認知されておらず、穴場なのか竹田城跡のように急にブームが来るのかはわかりませんが良い経験になりました。因みに竹田城も2006年頃は誰も興味を持たない天空に聳えるお城でした、実際に私が盗聴しても当時は良くてカメラマンが2人ぐらい居たら驚く程でしたが、いつしかマスコミが雲海の撮影で取り上げてからは2019年データですが年間19万人が訪れるメジャーなお城になりました。

今では車で行く事ができませんが、車で一番上まで上がり、深夜の星空と雲海を撮影する人が1人かよくいて2人ぐらいでした。意外と竹田城は斜向かいにある山から撮影する人の数が多かったのを記憶しています。

障子ヶ岳城もいつしか人気が出て、登れなくなる日が来るかも知れません、また保護団体の方々が保護に努めていただいてますが、いつまでこの形を保持できるかもわからないので、機会があれば是非訪れてみてください。

お城の豆知識

豊前古城記」によれば当時、足利尊氏の名を受け、建武3年(1336)に統氏により築城されました、当時の外観がわかる物としては、曲輪の様子だけとなりますがハッキリと残されていますので、見応えは十分にあります。道中所々険しい所もありましたが、お子さん連れでも登られていた方もおられましたので、ゆっくり登られたら良いかと思います。

障子ヶ岳城は1586年(天正14年)の豊臣秀吉による九州征伐で、小早川隆景と黒田孝高によって攻め落とされた城です。九州征伐では宿舎として利用され、秀吉も入城しました。もともとは1336年(建武3年)に足利尊氏の命により足利駿河守統氏が築いた城で、田河道・秋月道が通る要衝の位置にあったことから度重なる戦乱の舞台となりました。九州征伐後は豊前に入った孝高の持城となり、添田雅楽介が城主をつとめましたが、「城井鎮房の乱」に加わったため廃城となりました。現在城址には土塁や堀切などの遺構が良好に保存されています。また登城口は味見桜公園のほか数カ所あります。

引用元:https://kojodan.jp/castle/1894/

住所:福岡県みやこ町
標高:427.3M
形態:山城
築城主:足利駿河守統氏
築城:1336年(延元元年/建武3年)
遺構:郭・土塁・堀切
駐車場:味見桜公園駐車場
公共機関:小倉駅から西鉄バス「金辺橋」バス停下車、徒歩約22分

登る装備は?

障子ヶ岳城に登る装備は、軽装で十分登れます。登山道は有志の方がメンテナンスを細かくされているお陰で迷う事なく山頂まで行けますが、必ず飲料などの持参をお願いします。

登山するのに必要な物

  • 水分補給(水・お茶など)登山道から山頂まで飲み水はありません。
  • 約2時間ほどで登れますが軽く食事またはお菓子があると良いです。
  • 夏場は特に軽装になりがちですが、植物で怪我をしたり、蜂や蜘蛛などに刺される事もありますので、長袖・長ズボンをお勧めします。
  • 登山道では必要はありませんが盗聴すると遮蔽物が無いので帽子は持参したほうが良いです
  • 汗拭きタオルなどあると良いでしょう。

味見桜公園から約3.1kmで頂上まで登れます、早い人で1時間半ほど、ゆっくり登っても2時間ほどで登れます。

標高は味見桜公園から217mほどですので、それほど急勾配な登山道ではありません。

山頂説明板

※案内板より
この城は障子ヶ岳(標高427メートル)の山頂一帯に広がる中世の山城跡で、曲輪(=陣地)や堀切(=空堀)といった当時の遺造物の残り具合がよいことから平成21年(2009)11月、みやこ町の史跡に指定された。
障子ヶ岳城は田川・京都郡境にあって田河道・秋月道等の要路をおさえる位置にあることから、豊前地方における重要な山城の一つとされ、近くにある大規模山城香春岳城(香春町)支城とも云われている。城の歴史は江戸時代に編まれた「豊前古城記」によれば建武3年(1336)、足利尊氏の命を受けた一族の武将・統氏の築城によって始まるとされているが定かではない。しかし、その後についてはわずかに残る同時代史料から15-16世紀にかけ、門司氏や宇佐郡衆といった室町期大名・大内氏や大友氏の家臣が城番を勤め、関連する戦乱の舞台となったことが確認されている。
天正14年(1586)、豊臣秀吉の九州攻伐にともない落城してのちは廃城・山林化してしまった。

本当にボランティアの方がよく手入れをされていて、登山道も大変整備されていました。

また山頂の城跡も大変綺麗に管理をされているようで、一見の価値があります。やはり山城として機能しただけあるように山頂はあたりを見渡す事ができて、山頂でお昼を取ったりするのには最適です。

駐車場(車でアクセスする場合 ナビ)

ナビで設定する際に、県外の私としては場所を特定する事に大変苦労しました。目的地を味見桜公園で検索されたら出てくると思いますので、そこを目的に訪れてください、因みに味見桜公園駐車場では検索は出て来ませんでした。

アクセスは味見桜公園駐車場から約1時間程の登山で山頂に着きます。道中はそれほど険しくもありませんので、お子さん連れでも道中の登山を楽しみながら山頂を目指せると思います

駐車場の目印は東屋が目印

駐車場の目印は、少し分かりにくいのですが東屋が右手に見えてきたら左側に車を停めるスペースが5−6台程度ありますのでそちらに停めてください。

手前駐車場は地面が緩いので、ぬかるみに注意して駐車ください。(はまって出れなくなります)

因みにここは圏外でしたので、登山者が来ない限り助けを呼ぶのが大変だと思いますので注意ください!

東屋寄りは、少し地面が柔いので近寄らず、事前に余裕を持って転回してください。

ここから、山頂までの登山は1時間程度で登れます。

竹田城跡 

竹田城後は、1990年に公開された川中島の戦いを描いた角川映画天と地と」の劇中で使われた春日山城のセットになり、実は竹田城の上に建てられたもので、駅には当時のロケの写真など沢山ありますので、映画好きにも楽しめる駅でした。

住所:〒669-5252 兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169番地
電話:電話: 079-674-2120 
駐車場:無料(大型観光バスが出入りします)麓に車を停めて乗合バスで山頂に行きます。

その他はこちら

  • NHK大河ドラマ・軍師官兵衛 第1回「生き残りの掟」(岡田准一ほか/日本放送協会)【平成26年1月5日放送分】
  • 忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段(加藤清史郎ほか/東映)【平成25年7月公開】
  • 映画「天地明察」(岡田准一ほか/角川映画・松竹)【平成24年9月公開】
  • 映画「あなたへ」(高倉健/東宝)【平成24年8月公開】
  • 映画「忍たま乱太郎」(加藤清史郎ほか/ワーナー・ブラザース映画)【平成23年7月公開】
  • ドラマ「天と地と」(松岡昌宏ほか/テレビ朝日)【平成20年1月6日放送】
  • 映画「魔界転生」(佐藤浩市ほか/東映)【平成15年4月公開】
  • 映画「天と地と」(榎木孝明ほか/角川映画・東映)【平成2年6月公開】
  • ドラマ暴れん坊将軍III 第68話「大暴れ!但馬のやっさ神輿」(松平健ほか/テレビ朝日)【平成元年】  など
引用元:朝来市HP https://www.city.asago.hyogo.jp/0000003324.html

竹田城跡観覧料金

区分単位金額備考
大人 (高校生以上)1人/1回 500円 
中学生以下  -無料        -
年間パスポート1人/1年1,000円毎年4月1日~翌年3月31日

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