ポテトチップス値上げの全貌【2025年最新版】
カルビー・湖池屋の定番「うすしお味」はなぜ値上げされた?内容量の変遷、価格推移、PB商品との比較、そして賢い節約術まで徹底解説します。

カルビー・湖池屋ともに内容量を60gから55gに減量。価格は据え置きの「実質値上げ」を実施。店頭想定価格は約160円前後となり、1gあたり約2.9円という過去最高水準に。
なぜポテトチップスは値上げされたのか?
ポテトチップスの値上げは単なる企業の利益追求ではありません。複数の経済的要因が重なり合い、価格改定が避けられない状況となっています。
原材料価格の高騰
北海道産じゃがいもは気候変動による収穫量の減少で価格が上昇。2021年の高温・干ばつの影響は深刻で、調達コストが大幅に増加しました。
食用油価格の急騰
パーム油の価格は2019年から3倍近くに上昇。ウクライナ情勢の影響でひまわり油も高騰し、製造コストを圧迫しています。
物流コストの上昇
原油価格の高騰により燃料費が大幅に増加。加えてドライバー不足による人件費の上昇も重なり、物流コストが年々増大しています。
円安の影響
輸入原材料の価格上昇に加え、円安がコスト増に追い打ちをかけています。為替の影響は製造業全体に波及しています。
エネルギーコスト
製造工程で必要な電気・ガス代が大幅に上昇。じゃがいもをスライスし、乾燥・揚げる工程には大量のエネルギーが必要です。
人件費の上昇
最低賃金の引き上げや労働環境改善により、製造・物流現場の人件費が増加。企業の固定費負担が重くなっています。
カルビーの値上げ・内容量変更の歴史
1975年の発売以来、カルビーのポテトチップスは約50年で内容量が半分近くに減少しています。以下の表で詳しく見ていきましょう。
| 年月 | 内容量 | 価格(目安) | 1g単価 | 主な理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1975年 | 90g | 約100円 | 約1.11円/g | 発売当初 |
| 1984年 | 100g | 約120円 | 約1.20円/g | 増量キャンペーン |
| 2000年頃 | 90g | 約120円 | 約1.33円/g | 原材料コスト調整 |
| 2002年 | 70g | 約120円 | 約1.71円/g | 大幅な内容量削減 |
| 2007年 | 65g | 約120円 | 約1.85円/g | 規格統一 |
| 2010年頃 | 60g | 約130円 | 約2.17円/g | 定番サイズ確立 |
| 2022年9月 | 60g | 約140円 | 約2.33円/g | 原材料・エネルギー高騰 |
| 2024年6月 | 60g | 約160円 | 約2.67円/g | 再値上げ(約10円増) |
| 2025年7月 | 55g | 約160円 | 約2.91円/g | 実質値上げ(5g減量) |
| 2026年2月 | 70g | 約180円 | 約2.57円/g | さらなる価格改定予定 |
湖池屋の値上げ・内容量変更の歴史
日本初のポテトチップスメーカーである湖池屋も、同様の値上げ圧力に直面しています。
| 年月 | 内容量 | 価格(目安) | 1g単価 | 主な理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1980年代 | 100g | 約120円 | 約1.20円/g | 大袋サイズ主流 |
| 2000年代前半 | 90g | 約120円 | 約1.33円/g | 段階的減量開始 |
| 2000年代後半 | 80g | 約120円 | 約1.50円/g | カルビーとの競争激化 |
| 2010年 | 65g | 約130円 | 約2.00円/g | 業界標準に合わせる |
| 2022年6月 | 60g | 約135円 | 約2.25円/g | 原材料価格上昇 |
| 2024年3月 | 60g | 約155円 | 約2.58円/g | エネルギーコスト増 |
| 2025年7月 | 55g | 約155円 | 約2.82円/g | 実質値上げ(5g減量) |
50年間の価格推移グラフ(1975-2025)
※グラフは各時期の目安価格を基に作成。実際の店頭価格は地域・販売店により異なります。
主要ブランド徹底比較【2025年11月最新】
大手ブランドとPB(プライベートブランド)商品を徹底比較。コスパ重視ならPB商品が圧倒的にお得です。
トップバリュは大手ブランドの約半額(1gあたり)で購入可能。年間で考えると数千円の節約になります。
💰 ポテトチップスを賢く買う!節約術5選
PB商品に切り替える
味の差はわずか。年間で5,000円以上の節約が可能。トップバリュやセブンプレミアムなら大手ブランドの約6割の価格で購入できます。
業務スーパーを活用
大容量パックなら1gあたり0.8〜1.2円で購入可能。家族で消費するなら圧倒的にお得です。
ネット通販でまとめ買い
Amazon定期便なら最大15%OFF。送料無料ラインを意識してまとめ買いすれば、実店舗より安く購入できます。
特売日・クーポンを狙う
火曜・水曜の特売日、PayPay・楽天ポイント20%還元キャンペーンを活用。実質半額で購入できるチャンスも。
手作りポテチに挑戦
じゃがいも1kg(300円)で約300gのポテチが作れる。スライサーとフライパンがあれば簡単。添加物フリーで健康的です。
値上げの歴史をタイムラインで振り返る
カルビー「ポテトチップス うすしお味」発売。内容量90g、価格約100円でスタート。
増量キャンペーンで100gに。「たっぷり入ってお得」が売り文句に。
大幅減量で70gに。原材料高騰により初の大規模内容量削減を実施。
60gが業界標準に。この頃からパッケージサイズは変わらず中身だけ減る傾向が顕著に。
ウクライナ情勢・円安の影響で価格改定ラッシュ。相次ぐ値上げに消費者から悲鳴。
さらなる値上げで160円台に突入。「高級スナック化」との声も。
実質値上げで55gに減量。50年で内容量は約40%減少という衝撃の結果に。
あなたが年間でどれだけ節約できるか計算してみましょう
よくある質問(FAQ)
なぜパッケージサイズは変わらないのに中身が減っているの?
これは「ステルス値上げ」と呼ばれる手法です。消費者に値上げを気づかれにくくするため、パッケージサイズは維持しつつ内容量を減らしています。窒素ガスの充填量を増やすことで袋の膨らみを保っています。
今後さらに値上げされる可能性は?
原材料・エネルギーコストは今後も上昇傾向が続くと予想されます。2026年2月にはカルビーが70g/180円への価格改定を予告しており、業界全体で値上げが続く見込みです。
PB商品は品質が悪いの?
いいえ、品質は遜色ありません。多くのPB商品は大手メーカーに製造委託されており、原材料や製法は大手ブランドとほぼ同等です。広告費削減により低価格を実現しています。
海外のポテトチップスも値上げしているの?
はい、世界的なインフレの影響を受けています。アメリカでは20〜30%、ヨーロッパでは15〜25%の価格上昇が報告されています。日本の値上げ幅は比較的抑えられている方です。
まとめ:賢く付き合うポテトチップス生活
✅ カルビー・湖池屋ともに50年で内容量は約半分に減少
✅ 1gあたり単価は約2.6倍に上昇(1.1円→2.9円)
✅ 値上げの主な原因:原材料高騰、エネルギーコスト、物流費、円安
✅ PB商品なら大手ブランドの約60%の価格で購入可能
✅ 今後も値上げ傾向は継続する見込み
💡 編集部からのアドバイス
味で選ぶか、コスパで選ぶか――それは消費者の自由です。大手ブランドの味にこだわりがないなら、PB商品への切り替えで年間5,000円以上の節約が可能です。特売日やポイント還元を活用し、賢くポテトチップスライフを楽しみましょう!

